高校生の教育費はいくらかかる?リアルな年間費用と家計管理のコツ【公務員家庭の体験談】

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「高校生の教育費って、実際どれくらいかかるの…?」
「大学受験って塾代・模試代・部活費…全部合わせたら恐ろしい金額になるのでは?」
「家計が不安。普通の家庭はどうやって捻出してるの?」

こんな不安を抱える保護者の方は多いはずです。

本記事では、わが家(高校生の子どもあり)が実際に経験した
“高校3年間にかかるリアルな教育費”を、年間費用・内訳・家計の工夫まで含めて徹底的に紹介します。

✅ 本記事の内容

  • 高校生に実際いくらかかったのか(年間費用をリアル公開)
  • 公立高校でも意外とお金がかかる“落とし穴”
  • 国立理系志望の受験生に必要だった費用
  • 留学・部活・模試・お弁当…削れない費用との向き合い方
  • 家計管理で無理しないためのコツ(実際にやった方法)

✅ 本記事の信頼性

  • 高校生と中学生の子どもをもち、家計最適化により教育費を捻出
  • 子どもの短期留学(2週間35万円)も経験し、家計と両立
  • 著者自身が母子家庭育ちで極端な節約体質&家計最適化歴20年以上

この記事を読むと、
「高校生に本当にいくら必要なのか」「どこを節約し、どこに投資すべきか」
がわかり、家計の不安がスッと軽くなります。

茶ぴ子

「高校生の教育費が心配」「受験を控えて家計が苦しい」
という方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

高校生の教育費は“思っているより高い”がリアル|まず年間いくらかかる?

高校に入ると、塾代・模試代・お弁当・部活・交通費…
「なんでこんなに出費が増えるの!?」と驚く家庭はとても多いです。

わが家も同じでした。
公立高校にもかかわらず、毎月コンスタントに教育費が発生するという現実に直面しました。

まずは、わが家の年間費用をざっくりまとめると、こんな感じでした👇

わが家(公立・高校生)の年間教育費【リアル数字】

  • 学校関係費:年間 約12万円(月1万円)
    ※2025年度は授業料が無償化
  • 塾代(高3):年間 約66万円(4月から4.5万円、8月から月6万円)
  • 模試代(高3後半):年間 約6万円(下半期月1万円)
  • 部活費(弓道部):年間 約6万円(月5,000円)
  • 短期留学費:35万円(2週間)
    ※パスポート更新・海外保険・お土産代など含む
  • その他:食費増(お弁当+間食)
  • 参考書代など

合計すると、年間100万円を超えることも珍しくありません。

これは「国立理系志望」での費用。
国立志望の方が模試・問題集・塾の負担は重めです。

公立なのに意外とお金がかかる“落とし穴”

「公立高校だから安いでしょ?」と思われがちですが、実は…

一番負担が大きいのは“学校外”の費用。

特に衝撃だったのが、
食費(お弁当+間食)の増え方。

成長期の食欲はすさまじく、

  • お弁当しっかり
  • 部活後に間食
  • 夕飯もモリモリ

その結果、食費が月1〜2万円は増えました。

さらに、
部活の消耗品(弓道の矢・弦・道具)、大会の交通費、模試代など…
“気付いたら毎月確実にかかる出費”が多いのが高校時代です。

高3から塾に本格的に通ったことで“費用を抑えられた”

わが家は、塾に本格的に通ったのは 高3からです。

理由は…

  • 本人が「本気になったのが高3から」
  • 難関大ではなく“国立理系”志望
  • 高1・高2はスポット講習だけでカバーできた

その結果、
高1・高2の塾代は年間で3〜4万円。

これは家計的にとても助かりました。

とはいえ、高3後半からの月6万円は重かった…
「受験の本番は高3から」
この言葉の意味を実感しました。

留学2週間35万円は“適正価格”だった理由(体験談)

高校生のうちに留学を経験したいという本人の希望で参加。

  • 現地の大学見学
  • ホームステイで文化体験
  • 道を歩くだけで現地の人と交流
  • 自信がつき価値観が広がる

帰国した子どもの表情は明らかに変わっていて、
「お金以上の価値があった」 と感じました。
正直英語はそこまで得意ではなかったのですが。
しかし、留学の影響か、留学した意地か、高2以降リスニングはいつも好成績でした。

費用は2週間で35万円。
わたしは 財形貯蓄を崩して捻出 しましたが、心から「行かせて良かった」と思っています。
というか、私も行きたかったです。(オーストラリア行ったことない。)

教育費は“節約しすぎない”方がいい理由

教育費は“削りどころ”が難しい費目。

  • 留学で視野が広がる
  • 必要な参考書・模試はケチらない
  • 旅行や体験は積極的に行く

わが家は、
「教育費=投資・親が後悔しないために支払う」
という考えでお金を使っています。

家族の納得感も高く保てています。
節約とのバランスが難しいなと思いますが、家族で話し合っていくしかないと思います。
反抗期が高校後半は落ち着いていると思うので、タイミングを見てゆっくり子どもと話すといいと思います。

高校生の教育費が家計に与えるプレッシャーと、どう向き合ってきたか

高校生の教育費は想像以上にプレッシャー。でも“払える理由”があった

正直、高校生の教育費は中学までとは桁が違い、毎月の塾代6万円や模試代の連続は
家計にじわじわ効いてきます。

ただ、私の中で「教育費だけは節約しない」と決めていたのには理由があります。

ひとつは、母子家庭で育ち、お金が理由で大学進学を諦めた経験があるから。
もうひとつは、公務員として安定した収入があったおかげで、
「ここだけは優先できる」という心の余裕があったからです。

夫の浪費に悩んだ時期もありましたが、
教育費だけは絶対に死守してきました。
子どもの将来に関わるお金だけはブレないことを、当時の私は徹底していました。

突発的な“追加費用”の連発にどう対応したか

高校生になると、とにかく「予定していない出費」が多いです。

  • 模試の追加受験(とくに高3の後半は月1万円ペース)
  • 参考書を急に買う(1冊2,000〜3,000円)
  • 弓道部の消耗品や大会交通費(毎月5千円)
  • 友達付き合いのちょっとした支出
  • 自転車の修理などの小さな出費

たとえ小さく見えても、積み重なると家計に負担になります。

私はこの“突発費用ゾーン”をカバーするために、
ボーナス時に「教育費の予備費」を数万円だけ確保していました。

加えて、カードを使い分けることで、
「これは教育費」「これは生活費」の仕分けが自然にでき、
突発出費の全体像も把握しやすくなりました。

教育費と家計を両立するためにやめたこと・続けたこと

教育費は惜しまない一方で、他の支出はしっかり調整しました。

やめたこと

  • 無駄な外食(もともと上の子が外食嫌い。数ヶ月に1回)
  • 特に必要のない娯楽のサブスク
  • 言い訳しながらの“なんとなくの出費”

続けたこと

  • 子どもの体験にはお金を惜しまない(旅行・短期留学)
  • 長期的に必要なお金はカードの使い分けで管理
  • 旅行はなるべく安い時期を狙う
  • 家計簿はアプリでざっくり把握

ちなみに、息子のオーストラリア短期留学は
決して安い金額ではありませんでしたが、

若いうちにしか得られない体験をさせたい
本人が行きたいと言った
得た刺激や経験は一生もの

そう思えたので、財形を崩してでも行かせました(笑)

教育費は“親のメンタル”にも大きく影響する

高3の秋〜冬は、子ども以上に私のメンタルが揺れていました。

「模試のたびに1万円…受けた方が伸びるのはわかるけど」
「合格するのかな。今のままで足りるのかな」
「最後の追い込みで教材が増えていく…」

ただ、
お金だけは準備できている”
この状態が、親として大きな安心材料になりました。

教育費が原因で焦ったり、子どもにプレッシャーをかけたりせずに済んだのは、
コツコツ積み上げてきた家計管理のおかげだと実感しています。

教育費は“家計を圧迫しやすい”からこそ戦略が必要|優先順位とメンタル管理

教育費を家計とどう両立してきたか

高校生の教育費は、月ごと・季節ごとに大きく変動します。
とくに我が家の場合は「高3の8月から塾代が一気に跳ね上がるタイプ(個別指導塾)」だったため、家計全体のバランスを見ながら調整してきました。
もう少し安い塾もありましたが、本人がここに通いたいと言ってきたので、本人の意思を尊重しています。

具体的には、

  • 高校の授業料:約1万円(※2025年度から無償化へ)
  • 塾代:高3の8月から月6万円、別途講習費用あり
  • 模試代:高3後半は毎月1万円
  • 部活費:弓道部で月5,000円前後
  • 食費増加(弁当&間食):月+5,000〜1万円

こんな感じで、高3だけで教育費が月12〜13万円くらいになる月もありました。

正直、家計だけで全部カバーするのは大変なので、
「教育費は年間を見て調整」
「繁忙期(高3)は他の費目を控えめに」
という形で乗り切ってきました。

どこで節約し、どこにお金をかけたのか(優先順位の考え方)

我が家の方針は一貫して、

“生活を削ってまで節約しない。 でも「費用対効果が低い」ものにはお金をかけない。”

というものです。

例えば、節約した部分はこんなところです。

  • 不必要な外食はしない(2〜3ヶ月に1回で十分)
  • 参考書はまず中古やメルカリで探す
  • 部活の消耗品は割引期間にまとめ買い
  • 通学は自転車(公共交通費ゼロ)

一方で、お金をかける部分は迷わず使う。

  • 高3の塾代(必要な時期に必要なだけ)
  • 模試代(本人の希望を尊重)
  • 食費(成長期はケチらない)
  • 書籍(読みたい本は応援して買う)

とくに「健康に関わる食費」は削らず、
お弁当は栄養を意識してしっかり作っていました。

受験期に入る前に、子どもが生まれたらなるべく早く、家計最適化をしておくべきだと思います。

教育費が家計とメンタルに与える影響と向き合い方

教育費は“数字以上にメンタルを揺らす”出費です。
とくに我が家は高3の夏頃、塾代+模試代がMAXに達して、

「この支出、いつまで続くんだろう…」

という気持ちになることもありました。

でも、その時に役立ったのは、

「教育費は一時的なもの。終わりがある」
と理解すること。

実際、塾代のピークは半年〜1年ですし、
高3の秋〜冬で山場を迎えると、その後は一気に終わります。

また、

  • 教育費だけは“投資”
  • 私は教育費のために働いているので、ここで節約したら意味がなくなる(「自己満足」のために払わせてもらっているという意識)
  • 家計はトータルで見ればコントロールできている
  • 子どもが努力している姿を見ると不思議と頑張れる

こんな考え方で、気持ちを保つことができました。

教育費の“予備費”を作る方法とメリット

教育費は、どれだけ計画しても急にお金が必要になります。

  • 模試追加
  • 参考書追加
  • 受験料の追加(併願など)
  • 定期券の更新
  • 学校や部活の臨時費用

そのため、我が家では

「教育費の予備費口」を年初に確保

していました。

具体的には、

  • 年始に20万〜30万円を“教育費予備費”として確保
  • 通常の家計とは別枠で管理
  • 使った分はアプリでメモだけ残す(細かくは追わない)

これをしておくと、突然の出費でも慌てる必要がなく、
“家計が崩れた”という焦りもなくなります。

精神的にもかなりラクになりました。

カードの使い分けで教育費管理がラクになる話

教育費管理は、カードの使い分けで一気にラクになります。

我が家はこんな感じです。

  • 楽天カード(街の買い物・書籍・食費)
  • 楽天カード(ネット分)
  • ガソリンカード
  • 生活費口座のデビットカード

こうしておくことで、
どの費目にお金が流れているか一瞬で把握できるようになりました。

とくに教育費は「本代」「消耗品」「模試代」など細かいので、
カードの明細を費目別に分けておくだけで、
手間なく管理できます。

「教育費は節約しない。でも管理は徹底する」
このスタンスがちょうどよかったと感じています。

教育費が家計を圧迫しないための仕組みづくり(公務員家庭のリアル体験談)

学資保険は入るべき?10年で600万円積立を選んだ理由(迷ったけど入って良かった話)

学資保険は「本当に必要?」「投資信託で増やしたほうが効率的では?」と加入前にかなり迷っていました。
しかし最終的に、私は 10年払込み終了後満期まで預けることで大きく返戻されるタイプの学資保険を選択。
上の子は600万円、下の子は400万円という形で契約しました。

10年払込み終了型を選んだ理由は以下の点です。

  • 長期契約だと環境の変化が怖いから
  • 高校〜大学にかけて教育費が増える前に積立を終えたかったから
  • 当時返戻率が高かったから
  • 学資保険は“確実にプラスで返ってくる資金”として安心感が大きいから

結果として、学資保険に入って良かったと思っています。
満期金がしっかりプラスで戻り、大学受験〜入学時に必要になる「まとまった出費」に対して心の余裕が持てました。

私が感じた「大学受験の費用のリアル」(入学金は“戻らない”現実)

高校生の教育費は“想像以上”です。特に大学受験はお金がかかります。

  • 模試代
  • 受験料
  • 交通費
  • ホテル代
  • 入学金
  • 制服・教科書などの初期費用

受験料はもちろんですが、最大のポイントは「私立の入学金は払ったら戻ってこない」こと
国公立志望でも、滑り止めで数校出願すれば、数十万円は一瞬で消えます。

「入学しない大学にもお金を払う」ことが初めての人には相当ショックです。
私自身、教育費の仕組みを知ったときは驚きました。

だからこそ、早めに教育費を積み立てておくことが本当に大事だと思います。

教育費は節約しすぎない(メリハリが大事)

私は節約体質ですが、教育費に関しては“削りすぎない”ようにしています。

理由は次の通りです。

  • 教育は「将来の選択肢」を広げる投資だから
  • 経験はお金では買えない価値があるから
  • 子どもが“頑張る環境”は親が整えてあげたいから

もちろん、浪費になるような出費は避けていますが、塾や模試、留学など
「必要だと思えるもの」にはしっかりお金をかけています。

まとめ

高校生の教育費は、想像以上にお金がかかります。
特に高3の塾代・模試代・受験費用は一気に増えるため、早めの準備が本当に大切です。

我が家では、学資保険で“確実に貯まる資金”を確保しつつ、
必要な体験や学びにはしっかりお金をかけてきました。

教育費は削りすぎず、メリハリをつけて管理することで、
家計を大きく崩さずに子どもの挑戦を応援できます。

あなたの家庭でも、今できるところから少しずつ教育費を整えていけば、
高校〜大学の出費に慌てることなく、落ち着いて向き合えるはずです。

茶ぴ子

正直、自分が自由に使えるお金はとっても減ります!
しかし可愛い我が子のために親は頑張りどころですね。

教育費が高い時期が永遠に続くわけではないので、
計画的に準備して乗り切りましょう。

茶ぴ子

実は、節約のためにしばらく千円カットで髪を切っていましたw

千円カットが悪いわけじゃないけど、頑張りすぎは禁物です。

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